就活 企業研究 | 株式会社日本触媒

社会人には当たり前、就活生には馴染みのない世界的なシェアを誇る企業が日本にはたくさんあります。オススメ企業の会社概要/年収/面接で聞かれること/求められる人物像/採用に向けた対策についてご紹介。


出所

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会社概要

株式会社日本触媒(にっぽんしょくばい、英称:Nippon Shokubai Co., Ltd.)は、大阪市中央区高麗橋と東京都千代田区内幸町に本社を置く化学品製造企業である。1941年創業。創業者であり、日本の石油化学工業の第一人者としてもその名を知られる八谷泰造により1941年に大阪・桃谷にて「ヲサメ合成化學工業株式會社」として設立される。設立当初からまだ知名度が低かったバナジウム触媒を目指すなど、当時としては珍しい企業でもあった。

やがて戦後1949年に日本触媒化学工業株式会社に社名を改称。この先の石油化学工業の飛躍的発展を見越して、当時富士製鐵(後の新日本製鐵、現:新日鐵住金)の社長だった永野重雄からの出資に成功すると、酸化エチレン、アクリル樹脂、ポリエステルなどの開発事業で成功をおさめるとともに、この酸化エチレンやアクリル樹脂などの事業が、現在に至るまで同社の事業の根幹を支え続けている。また高吸水性樹脂の分野でも、世界トップシェアを持っている。

テクノ・アメニティーを理念として掲げている。テクノロジー(技術)でアメニティー(快適さ)を人々に提供していこうという意味である。

  • HP:http://www.shokubai.co.jp/
  • 創業:1941年(昭和16年)8月
  • 本社所在地:東京都千代田区内幸町1-2-2 日比谷ダイビル
  • 売上高: 374,873百万円(連結) 236,227百万円(単独) (2014年度)
  • 資本金: 25,038百万円 (2015年3月末)
  • 従業員数: 4,075名(連結)2,141名(単独)(2015年3月末)

主な事業内容

日本でも数少ない、産業の根幹を支える化学製品を生産、販売するメーカー。ポリエステル繊維、衣料用洗剤、台所用洗剤、ペットボトル樹脂、コンクリート混和用ポリマー、粘性接着剤、アクリル系塗料、印刷インキ、触媒、自動車塗料、高吸水性樹脂など、生活から産業を支える原料を生産。


年収

平均年収:802万円


オススメポイント

  • 国内では数少ない有機化学を活かせる企業のため、化学系専攻の学生には人気が高い
  • 基幹産業の一つであり、成長産業としてよりも、安定を目指すビジネスマン思考向き
  • 高分子合成化学、環境浄化技術、有機合成では、かなりグローバルな企業のため、生産される工業製品が材料に相当することから、安定派思考の人には、非常に居心地が良い職場
  • 触媒技術は揺るぎないものがあるため、さまざまな工業製品、生活用品に入り込んでおり、営業職にとってそれほど厳しくない市場開拓が出来上がっている

面接で聞かれること

  • 志望動機と大学時代の研究内容
  • ホワイトボードを使っての、詳しい研究成果の説明と口頭説明
  • 興味のある分野について
  • 学部時代の成績と英語力

求められる人物像

  • 技術系の人材
  • 研究熱心であり成果を自ら計画を持って取り組める人
  • 世界経済など、社会面での総合知識、ビジネスマンらしい資質を要求
  • 大学時代の成績についても、かなり深く追求される
  • 誠実であること、海外への出張への低い抵抗感など、特に将来性をどう捉えるかが、重要

採用の傾向/対策

  • ホワイトボードを使ってのプレゼンテーションの様な具体的な説明を求められる
  • 成績について何が得意か?など、かなり掘り下げて質問があるため話す構成をきちんと組み立てておく必要がある
  • 事務職の場合は、比較的、早く内定が決まる代わり、推薦状などがあった方が採用されやすい