017=TOEICするバカ、しないバカ

就活シーズンに入ると、ちらほら聞こえてくるのが、

 

「あ、やべぇ、TOEIC受けないと・・・・勉強しないと、やっばい」

 

という声。一見、TOEIC勉強するんだから、いいじゃない!?と思うかもしれないが、 

「就活」に閉じていえば、罠にハマっている。罠にハマっている。危ないです。

 

 

なぜか?

 

 

人事担当者の気持ちになってほしい。

 

大きく2つのケースに分けて考えてみよう。

 

ケース1:「シゴトで使えるレベル」の英語力があるか判断する場合

 

皆さんも薄々どころ、がっつり感じているように、

 

TOEICがハイスコアだからといって、英語をしゃべれるわけではない。

 

ので、シゴトで使えるか?を判断するのにTOEICは使わないし、使えない。

なので、そのほかの留学経験や帰国子女か?等で判断する。

 

ということは、受ける会社が「シゴトで通用するほどの英語が必要」である場合、いまさら、TOEICを「勉強」して、スコアを上げる的なことは無意味なのだ。

 

意味があるのは、帰国子女で一度もTOEICを受けたことがないから、今度受けるので、そのために、どんな問題がでるか、ちょっと勉強しておこう!的な時は意味が出る。

 

 

ケース2:SPIや学歴などと同じく、就活生を評価するための一つの指標の場合

 

このケースの場合、「TOEIC」の位置づけは、

 

「TOEICの勉強を頑張ったのね」「英語は嫌いじゃないのね」を感じてくれるのが関の山。

なにせ、シゴトで英語を使えるレベルではないわけですから、この程度の武器にしかならない。

 

よって、「就活」に閉じて言えば、一番、最悪なケースが、

 

TOEICを300点 から 500点に 上げよう

 

と必死になることだ。

 

どんぐりの背比べ的で、500点になったところで、意味がない。

 

ま・と・め・る・と・・・

 

TOEICの勉強を「就活」のためにする意味があるのは、一つは、留学で英語がペラペラ、シゴトで使えるレベルのひとが、900点を950点にするために、「勉強する」時に意味があるのだ。

 

もう一つは、行きたい企業に、明確な「TOEICの足切りがある」場合だけだ。

これは、増えてきたが、殆どない。楽天は最終面接を受ける最低条件が600点以上なのだが、楽天以外に聞いたことがない(外資系で、「シゴトで通用するレベルの英語が必要」は除くと)

 

だから、それ以外は全く、やっても意味がナッシング。就活に閉じればね。

人生でいえば、TOEICを勉強する=英語を勉強することが大事なことは言わずもがなですね。

 

ちなみに、塾生でそもそも「TOEIC950点」だったのですが、商社の面接で、ちょっと喋ってみてといわれて、「シゴトで使えるレベル」には喋れず、、、こう言われた・・・

 

 

あ、英語、喋れないんだね。。。。

 

 

と当然、TOEIC500点、800点レベルのひとよりは喋れるにも関わらず、「シゴトで使えるレベル」ではないから、こうなってしまうほど、英語をしゃべれること!だけで就活の武器にするのは難しいのだ。

 

 

なので、就活の「武器」の作り方は慎重にしないと、「意味が無い」ってことになってしまうので、お気をつけあそばせ。

 

ウイニング就活塾 代表 タカマツ

 

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